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次回兼題 - 恵子

2026/09/03 (Thu) 05:27:15

毬さん、ぽけっとさん、
木の実句の皆さまお世話になります。
まだまだ暑い毎日ですが、夜には虫の声が聞こえるようになりました。
次回は「唐辛子」でお願いします。
【子季語】 蕃椒 鷹の爪
尼寺の戒律こゝに唐辛子    高浜虚子
乾らびゆくものに土蔵と唐辛子 廣瀬直人
今日も干す昨日の色の唐辛子  林 翔
母下げし高さに赤し唐辛子   田中愛子

披講 - ぽけっと

2026/09/02 (Wed) 15:50:02

酷暑・地震・局地的豪雨・洪水など記憶に残る夏になってしまいました。
一日も早い復興を祈りながら秋の風を待っています。

今月もご参加いただきありがとうございました。
「大文字」なかなか手強い兼題でした。BSの生放送を観たりもしましたが、やはり実感のある句は作れませんでした。
皆さまの俳句から、大文字を感じさせていただきました。
龍吉さま、ありがとうございました。

さて、次回の兼題出題者は「恵子さん」です。
「恵子さん」宜しくお願いします。
皆さま夏の疲れが出ませんようにくれぐれもご自愛ください。

兼題『大文字』   出題者 龍吉さん♪

01残像の五山送り火今もなお      あい 3点
◎瀬戸薫

04右払い大きく伸びる大文字      恵子 6点
○あきら○あい○唯

05久々の夫の帰郷や大文字       あきら 2点
○径

06大文字の端の欠けたる路地桟敷     径 13点
◎龍吉◎毬○しょう○もね◎ぽけっと

07大文字窓から見えて氷菓子      龍吉 2点
○毬

08亡き父の背中の記憶大文字        毬 4点
〇瀬戸薫○あきら

10つり革の揺るる叡電大文字       もね 4点
○しょう○径

14くすぶりつつ闇へ溶けゆく大文字      径 2点
○あい

16大文字箱階段をきしませて        しょう 12点
○恵子◎龍吉○あい◎もね○ぽけっと

18大文字見遣る千本格子かな       もね 5点
◎しょう○ぽけっと

20大文字教へてもらふ京ことば     龍吉 6点
○あい○径○唯

披講 - ぽけっと

2026/09/02 (Wed) 15:51:34


【雑詠】

22水引草の花へ溜め息ほどの風     あい 18点
◎龍吉○毬◎あきら◎しょう○もね◎径○唯

24一日でのびる草丈夏の雨       恵子 4点
〇瀬戸薫〇あきら

25水入らずなり枝豆の茹で上がる    あきら 8点
〇瀬戸薫◎毬◎あい

26推し活の話に交じり生身魂        径 5点
◎瀬戸薫〇あきら

28三人を乗せ長茄子の馬である       しょう 5点
○毬◎もね

29カルストを突つ切る道や銀河濃し      もね 4点
○しょう○径

30歳時記の綴じ目のゆるび獺祭忌     ぽけっと 9点
○恵子◎龍吉○あい○もね

32貸ビルの遥か上空なる帰燕       あい 2点
○もね

33まくなぎに杖振り上げてゐる翁    瀬戸薫 2点
○毬

37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実      毬 11点
○恵子◎あきら○もね○ぽけっと○唯

38流しさうめんまづは竹伐るところから     しょう 2点
○径

39たましひは魚影となりて水の秋      もね 7点
◎恵子○龍吉○毬

41看板猫の背のハート柄秋涼し       唯 2点
○毬

46酒蔵のアフタヌーンティー小鳥来る    毬  3点
◎唯

47墓参とは手のひらほどの瀬戸の海       しょう 8点
○龍吉◎あきら◎ぽけっと

49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう      ぽけっと 8点
○瀬戸薫○毬○しょう○もね

50ゲートルの幼き写真敗戦日       唯 2点
○恵子

51口中に仁丹の香や敬老日      あい 2点
○しょう

55菜園の西瓜小さきままに熟る       唯 6点
○龍吉○もね○径


02大文字盆の終はりの火を送る     
03執着の薄れ行くなり大文字     
09大の字の払ひ伸びゆく左京かな      
11大文字最後の一火強くあり      
12男衆のほど良き気付け大文字   
13大文字京の五山の一の筆    
15五分づつ遅れて点る大文字        
17東山闇を濃くして大文字      
19さよならのちかづく左大文字      
21五山送り火往きたるままの父の影    
23容赦なき暑さ朝から夕べまで     
27白檀の香の燻りゆく盂蘭盆会     
31落人の村雅なる盆踊題         
34肩止まり鳥居をくぐる蜻蛉かな     
35鰯雲へと一服の煙かな      
36新涼や川幅満たす朔の潮        
40秋風やいつもは忘れてゐる心音     
42風の便りさえ届かざる厄日かな    
43乱取りのやう熱風と涼風と     
44蓮の葉の花際立てる深緑     
45頬杖の窓に秋蝶モンキチョウ    
48水琴窟哭かせて秋思飼いならす     
52炎熱の壁画は空へ立ち上る    
53縁側の下に一列西瓜の芽      
54母の手に似し新米の塩むすび    

選句です - 唯

2026/09/02 (Wed) 11:39:52

毬さん、ぽけっとさん
いつもありがとうございます。
遅くなりましたが、選句させていただきます。

〇04右払い大きく伸びる大文字
大という字、確かに右払いが長く伸びていますね~
何気ない情景を捉えておられ、共感しました。

〇20大文字教へてもらふ京ことば
京ことばには憧れます。はんなりしていて…
大文字といえば、京都…それでも、どんな言葉を教えてもらったのかな、など想像しています。

〇22水引草の花へ溜め息ほどの風
水引草の地味だけど可愛い白と赤の小花が、ため息ほどの風に揺れている。何と美しい光景でしょうか。

〇37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実
実紫が大好きなのです。それに取り合わされたのが、
歌舞伎座…ロビーの様子や舞台のこと、いろいろ思い出しています。

◎46酒蔵のアフタヌーンティー小鳥来る
酒蔵を改造したカフェなのですね。
もうそれだけで、素敵です。アフタヌーンティーが
また素敵。季語がぴったりで、どんなカフェなのか想像するだけで、楽しくなります。

選句です♪ - ぽけっと

2026/09/01 (Tue) 21:50:31

◎06大文字の端の欠けたる路地桟敷     
とてもリアルに描かれています。これもまた京都ならではの風情というべきものでしょうか。
        
○16大文字箱階段をきしませて        
古い家の箱階段をはやる気持ちで上がっていきます。きっとそこは昔からの特等席なのでしょう。

○18大文字見遣る千本格子かな       
千本格子に透けて見える大文字もなかなか趣がありますね。
       
○37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実      
その空間自体が艶やかに感じられます。歌舞伎座ならではですね。

◎47墓参とは手のひらほどの瀬戸の海      
高台の墓地から遙かに見える瀬戸の海。てのひらほどがいいですね。墓参の句としてこういう詠み方もあったか!

選句です♪ - 径

2026/09/01 (Tue) 20:50:15

毬さん、ぽけっとさん
いつもお世話になりありがとうございます。

〇05久々の夫の帰郷や大文字       
夫さまは長い単身赴任か。一緒に大文字を見ようと帰って来たのでしょう。
故郷の行事はことに懐かしいものです。

〇10つり革の揺るる叡電大文字       
叡電のなかから切れ切れに見える大文字の火。京都ならではの場面。

〇20大文字教へてもらふ京ことば     
京都人と隣りあった観光客との話が弾んでいる場面が浮かんで楽しい。

◎22水引草の花へ溜め息ほどの風     
この静けさにとても惹かれます。

〇29カルストを突つ切る道や銀河濃し      
人工の光のない大地。銀河の流れもはっきりと。雄大な光景が広がります。

〇38流しさうめんまづは竹伐るところから     
本格的ですね。夏休みの忘れられない記憶になりますね。

〇55菜園の西瓜小さきままに熟る       
暑さと水不足で大きくなれなかったんでしょう。
でも自分で育てた大事な西瓜はきっとおいしい。

今月も参加させていただきありがとうございました。

選句です。 - もね

2026/09/01 (Tue) 17:54:12

毬さん、ぽけっとさん、お世話になります(^^)
 
〇06大文字の端の欠けたる路地桟敷
 路地桟敷とはリアル。「端の欠けたる」に近くから見ている臨場感と迫力を感じます。

◎16大文字箱階段をきしませて 
 箱階段に京都の商家を連想しました。「きしませて」のひらがな表記もよく、これだけで二階へ上がって、大文字を見ていたのが分かりますね!

〇22水引草の花へ溜め息ほどの風 
 ため息ほどのが巧いですね、水引草の涼しく揺れるさまが見えてきます。

◎28三人を乗せ長茄子の馬である
 茄子の馬に三人乗せる発想、これだけで俳人です!松山長茄子ならば十分乗れますね。馬であるという断定に笑いも止まりません。

〇30歳時記の綴じ目のゆるび獺祭忌
 獺祭が効いています。綴じ目のゆるびからの展開が素敵でした。

〇32貸ビルの遥か上空なる帰燕 
 燕の巣作りも大変。貸しビルにお世話になったかのように。上空から別れを言っているようで面白い。
来年も帰ってきますと。

〇37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実
 歌舞伎座のロビーと高貴な紫色の式部の実がええ塩梅です。

〇49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう
 しばらく使っていないボートを取りに。踏まぬようにの措辞が浜昼顔への優しさを感じます。

〇55菜園の西瓜小さきままに熟る
 家庭菜園のアルアルですね。小さくてもこんな西瓜が愛おしいのです。

選句です - あい

2026/09/01 (Tue) 17:46:40

いつもお世話になって有難うございます。

並選
4 右払い大きく伸びる大文字
壮大な景色を想像し、いつも見慣れている方だけに解る違いかなとおもいました。

14 くすぶりつつ闇へ溶けゆく大文字
終りに近くなり大文字が消えてゆく時の美しさや儚さが、中七の表現に表されています。

16 大文字箱階段をきしませて
箱階段が軋む音も、京都らしく的確に詠んでおられると思いました。

20 大文字教へてもらふ京ことば
京都の土地の人ならではの、話が判らず、傍の知人にでも尋ねた場面でしょうか。

30 歳時記の綴じ目のゆるび獺祭忌
良く使い込んだ大切な歳時記を想像しました。



特選
25 水入らずなり枝豆の茹で上がる
一族が盆行事ごとで集まった場面を想像しました。一句がまとまって、上五の始まり、茹で枝豆を真ん中に楽しい団欒の光景が見えて これぞ家族!の光景です。季語の 枝豆 がとても良いと思います。

選句です。 - しょう

2026/09/01 (Tue) 14:15:09


毬さん、ぽけっとさん
猛暑の日々、今回もお世話になりありがとうございます。

  

〇06大文字の端の欠けたる路地桟敷      
端っこが見えないとは!東山に近い路地を思いました。
近くより見る「大」の字の迫力も。

〇10つり革の揺るる叡電大文字       
仕事帰りでしょうか、吊革につかまりつつ車窓を遠く移り行く大文字。
日々の営みのなかの感慨がふと一句に…   

◎18大文字見遣る千本格子かな       
いかにも京の町家らしい華奢で洗練された千本格子の中から。
「見遣る」の、うれいとなまめかしさ。花街を彩る佳人なのかもしれません。 

◎22水引草の花へ溜め息ほどの風     
水引草、ほんの少しの風にも揺れて、
楚々とした繊細な花の様子が伝わってきます。

〇29カルストを突つ切る道や銀河濃し      
雄大にして気持ちの良い景が広がります。 
満天の星なのですね。     

〇49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう      
艇庫と浜昼顔と海。青春の1ページが鮮やかに…
「踏まぬやう」、足元の映像の解像度の高さを思います。     

○51口中に仁丹の香や敬老日      
敬老日と仁丹に直接関係はないけれど、不思議に納得してしまいました。
昔からある丸薬、そして、ともに銀色の感じ?



選句です。 - あきら

2026/09/01 (Tue) 13:48:05

毬さん、ぽけっとさん、いつもお世話になっております。
選句をいたしましたので、お願いいたします。

〇04右払い大きく伸びる大文字
  燃えていくにつれてなお右払いが伸びているよう 
  です。大きな景で実感が伴っています。

〇08亡き父の背中の記憶大文字
  お父上の背中と大文字、感慨深いですね。
  ご一緒に何度もご覧になられたのでしょう。

◎22水引草の花へ溜息ほどの風
   水引草だからこそ、ため息ほどの微かな風に
   も揺れたのでしょう。観察眼の確かさと、感性
   に共感しました。

〇24一日でのびる草丈夏の雨
   とてもよく分かります。雨のあとに待っている
   のは、草との格闘です。

〇26推し活の話に交じり生身魂
   とてもお元気な方なのですね。今の世の中に順
   応されていて、ほほえましくも感じました。

◎37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実
   ロビーに式部の実が飾られていたのでしょう。
   一見地味に見える式部の実ですが、歌舞伎座の
   ロビーだからこそ、艶やかさを演出してている
   ようです。

今月も参加させていただきありがとうございました。
地震、大雨、残暑と、心配なことが多いですが、みなさまどうぞ御元気でお過ごしくださいませ。

選句です。 - 毬

2026/09/01 (Tue) 13:47:05

◎06大文字の端の欠けたる路地桟敷 
 路地にある桟敷から見る大文字。
 狭い路地から見ると端が欠けて見えるんですね。
 京都の路地から見る大文字の様子がよくわかります。

〇07大文字窓から見えて氷菓子   
 自宅の窓から大文字が見えるなんて羨ましい!
 しかも、アイスキャンデーをなめながら~~

〇22水引草の花へ溜め息ほどの風 
 水引の繊細な花の揺れが、溜息ほどの風と言う表現で
 よくわかります。

◎25水入らずなり枝豆の茹で上がる 
 水入らずと言うのが枝豆の醸し出す雰囲気とぴったりです。
 美味しく食べる良い時間が思われます。

〇28三人を乗せ長茄子の馬である 
 松山は長茄子の名産地です。
 あのくらい長い茄子だと、ご先祖様3人乗るのに
 ピッタリですね♪

〇33まくなぎに杖振り上げてゐる翁
 まくなぎの鬱陶しさに着い杖を振り上げてしまった 
 ご老人。お姿が浮かびます。

〇39たましひは魚影となりて水の秋  
 魚の影は人の魂だったんですね。
 妙に納得です。季語でより美しい句になってます。

〇41看板猫の背のハート柄秋涼し
 愛らしい看板猫が背中にハートを背負って。
 ハート柄でお店も繁盛しそうです。

〇49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう    
 可憐な浜昼顔とその向こうに艇庫が見えます。
 浜昼顔を踏まないようにと言う優しい気持ちが良いですね。


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