
『唐辛子』清記です。
- 毬
2026/09/26 (Sat) 15:16:18
お待たせいたしました。
「唐辛子」清記です。
松山は午後から本格的な雨になりました。
久しぶりの雨なのですが、関東地区は一カ月近く雨が続いているとか。
雨も日本列島まんべんなく降ってくれたら有難いのですが
今年の夏から秋はそうもいかなかったようで自然の理不尽さを感じます。
自然災害も多くて、何だか不穏な夏でしたね。
今月は11名の方々のご参加を頂きました。
兼題の「唐辛子」私は難しかったです。
馴染みがあるようで無い、唐辛子ですね。
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選句締切 10月3日土曜日
◎特選〇並選・入選 で何句でも選句OK!
各自掲示板に書き込んで下さいね♪
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皆様の選句選評が揃い次第、ぽけっとさんが披講致します。
なお間違い等ありましたら、毬までご連絡ください。
では清記です。
兼題『唐辛子』 出題者 恵子さん♪
01赤々と広ぐマダンの唐辛子
02鷹の爪からから乾きゆく干し棹
03平凡な庭に真つ赤な唐辛子
04闇早き山家の軒や唐辛子
05束ねては花売るやうに唐辛子
06糸唐辛子ふはりとパスタ整ひぬ
07唐辛子米寿となりし軒先に
08病む吾を正しく叱咤たうがらし
09交番に届けられたる唐辛子
10日毎に色を増したる唐辛子
11厨房に吊るす魔除けの唐辛子
12唐辛子入れきんぴらの調へり
13風筋を測りて軒へ唐辛子
14干しあげて天鵞絨の肌唐辛子
15わらしべで括る三束の唐辛子
16唐辛子触れば痛さうなる赫よ
17いかる唐辛子いやす軒行灯
18原宿をゆく口紅や唐辛子
19夕雲は湖を滑りぬ唐辛子
20これ以上赤くはなれぬ唐辛子
【雑詠】
21秋深し昭和生まれの好きな唄
22生真面目は人を追ひ詰め鰯雲
23虫の音へ変はる雨音夕茜
24半生を語り松手入の終はる
25小流れの音や光や芒の穂
26紫苑晴れなりチャウチャウの舌青し
27鎮魂碑夕日に向かふ秋茜
28気兼ねなき旅の道々鵙猛る
29初月や夢二の猫の黒淡し
30母の忌の母に差したき秋日傘
31曼珠沙華首傾げ立つ地蔵尊
32擦れ違ふ僧侶の袈裟に秋の色
33踏切の幅に色なき風の道
34こつと打つ茶杓の反りも水の秋
35乱れ萩雨の一夜の明けにけり
36ハーレーの音や花野のくすぐつたい
37新米に赤きシールの米袋
38彼岸花みつけ駆け出す通学路
39台風の目なり怪談読み耽る
40鶏頭を抜き所在なき庭となる
41失くしたる鍵やたわわに葡萄棚
42梵鐘の余韻は永遠に秋の山
43長き夜の心のままといふ時間
44ジャム用の方のいちじくと思ふ
45秋冷の胸や背中に聴診器
46月天心巨船しづかに眠りをり
47ふんわりと柔らかに研ぐ今年米
48糸瓜忌や寸胴鍋の焦げ落とす
49いわし雲猫それぞれにある居場所
50水中へ続く石段月明り
51天を目指すか朝顔の延び放題
52秋出水川面たちまち迫り上がる
53一列に保育園児や草の花
54頑固さが顔に出る犬薮じらみ
55かぎ針の細編み二目小鳥来る
9月兼題『唐辛子』 - 毬
2026/09/03 (Thu) 13:28:06
恵子さん、早速の兼題出題をありがとうございます。
例句もあげて頂き、感謝です。
唐辛子は唐から伝わった辛子と言う意味で夏に白い花を咲かせ青い実を付ける。
秋に赤く熟してこれを干して香辛料とする。
伏見唐辛子や万願寺唐辛子は野菜として食される。
と言う風に書かれていました。
9月兼題宜しくお願いします。
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9月兼題『唐辛子』 出題者 恵子さん
傍題
蕃椒 鷹の爪
投句締切 9月25日金曜日
兼題1句以上+雑詠で合計5句投句
投句メルアド maron550401@yahoo.co.jp 毬宛
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皆様のご投句をお待ちしております♪
次回兼題 - 恵子
2026/09/03 (Thu) 05:27:15
毬さん、ぽけっとさん、
木の実句の皆さまお世話になります。
まだまだ暑い毎日ですが、夜には虫の声が聞こえるようになりました。
次回は「唐辛子」でお願いします。
【子季語】 蕃椒 鷹の爪
尼寺の戒律こゝに唐辛子 高浜虚子
乾らびゆくものに土蔵と唐辛子 廣瀬直人
今日も干す昨日の色の唐辛子 林 翔
母下げし高さに赤し唐辛子 田中愛子
披講 - ぽけっと
2026/09/02 (Wed) 15:50:02
酷暑・地震・局地的豪雨・洪水など記憶に残る夏になってしまいました。
一日も早い復興を祈りながら秋の風を待っています。
今月もご参加いただきありがとうございました。
「大文字」なかなか手強い兼題でした。BSの生放送を観たりもしましたが、やはり実感のある句は作れませんでした。
皆さまの俳句から、大文字を感じさせていただきました。
龍吉さま、ありがとうございました。
さて、次回の兼題出題者は「恵子さん」です。
「恵子さん」宜しくお願いします。
皆さま夏の疲れが出ませんようにくれぐれもご自愛ください。
兼題『大文字』 出題者 龍吉さん♪
01残像の五山送り火今もなお あい 3点
◎瀬戸薫
04右払い大きく伸びる大文字 恵子 6点
○あきら○あい○唯
05久々の夫の帰郷や大文字 あきら 2点
○径
06大文字の端の欠けたる路地桟敷 径 13点
◎龍吉◎毬○しょう○もね◎ぽけっと
07大文字窓から見えて氷菓子 龍吉 2点
○毬
08亡き父の背中の記憶大文字 毬 4点
〇瀬戸薫○あきら
10つり革の揺るる叡電大文字 もね 4点
○しょう○径
14くすぶりつつ闇へ溶けゆく大文字 径 2点
○あい
16大文字箱階段をきしませて しょう 12点
○恵子◎龍吉○あい◎もね○ぽけっと
18大文字見遣る千本格子かな もね 5点
◎しょう○ぽけっと
20大文字教へてもらふ京ことば 龍吉 6点
○あい○径○唯
披講 - ぽけっと
2026/09/02 (Wed) 15:51:34
【雑詠】
22水引草の花へ溜め息ほどの風 あい 18点
◎龍吉○毬◎あきら◎しょう○もね◎径○唯
24一日でのびる草丈夏の雨 恵子 4点
〇瀬戸薫〇あきら
25水入らずなり枝豆の茹で上がる あきら 8点
〇瀬戸薫◎毬◎あい
26推し活の話に交じり生身魂 径 5点
◎瀬戸薫〇あきら
28三人を乗せ長茄子の馬である しょう 5点
○毬◎もね
29カルストを突つ切る道や銀河濃し もね 4点
○しょう○径
30歳時記の綴じ目のゆるび獺祭忌 ぽけっと 9点
○恵子◎龍吉○あい○もね
32貸ビルの遥か上空なる帰燕 あい 2点
○もね
33まくなぎに杖振り上げてゐる翁 瀬戸薫 2点
○毬
37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実 毬 11点
○恵子◎あきら○もね○ぽけっと○唯
38流しさうめんまづは竹伐るところから しょう 2点
○径
39たましひは魚影となりて水の秋 もね 7点
◎恵子○龍吉○毬
41看板猫の背のハート柄秋涼し 唯 2点
○毬
46酒蔵のアフタヌーンティー小鳥来る 毬 3点
◎唯
47墓参とは手のひらほどの瀬戸の海 しょう 8点
○龍吉◎あきら◎ぽけっと
49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう ぽけっと 8点
○瀬戸薫○毬○しょう○もね
50ゲートルの幼き写真敗戦日 唯 2点
○恵子
51口中に仁丹の香や敬老日 あい 2点
○しょう
55菜園の西瓜小さきままに熟る 唯 6点
○龍吉○もね○径
02大文字盆の終はりの火を送る
03執着の薄れ行くなり大文字
09大の字の払ひ伸びゆく左京かな
11大文字最後の一火強くあり
12男衆のほど良き気付け大文字
13大文字京の五山の一の筆
15五分づつ遅れて点る大文字
17東山闇を濃くして大文字
19さよならのちかづく左大文字
21五山送り火往きたるままの父の影
23容赦なき暑さ朝から夕べまで
27白檀の香の燻りゆく盂蘭盆会
31落人の村雅なる盆踊題
34肩止まり鳥居をくぐる蜻蛉かな
35鰯雲へと一服の煙かな
36新涼や川幅満たす朔の潮
40秋風やいつもは忘れてゐる心音
42風の便りさえ届かざる厄日かな
43乱取りのやう熱風と涼風と
44蓮の葉の花際立てる深緑
45頬杖の窓に秋蝶モンキチョウ
48水琴窟哭かせて秋思飼いならす
52炎熱の壁画は空へ立ち上る
53縁側の下に一列西瓜の芽
54母の手に似し新米の塩むすび
選句です - 唯
2026/09/02 (Wed) 11:39:52
毬さん、ぽけっとさん
いつもありがとうございます。
遅くなりましたが、選句させていただきます。
〇04右払い大きく伸びる大文字
大という字、確かに右払いが長く伸びていますね~
何気ない情景を捉えておられ、共感しました。
〇20大文字教へてもらふ京ことば
京ことばには憧れます。はんなりしていて…
大文字といえば、京都…それでも、どんな言葉を教えてもらったのかな、など想像しています。
〇22水引草の花へ溜め息ほどの風
水引草の地味だけど可愛い白と赤の小花が、ため息ほどの風に揺れている。何と美しい光景でしょうか。
〇37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実
実紫が大好きなのです。それに取り合わされたのが、
歌舞伎座…ロビーの様子や舞台のこと、いろいろ思い出しています。
◎46酒蔵のアフタヌーンティー小鳥来る
酒蔵を改造したカフェなのですね。
もうそれだけで、素敵です。アフタヌーンティーが
また素敵。季語がぴったりで、どんなカフェなのか想像するだけで、楽しくなります。
選句です♪ - ぽけっと
2026/09/01 (Tue) 21:50:31
◎06大文字の端の欠けたる路地桟敷
とてもリアルに描かれています。これもまた京都ならではの風情というべきものでしょうか。
○16大文字箱階段をきしませて
古い家の箱階段をはやる気持ちで上がっていきます。きっとそこは昔からの特等席なのでしょう。
○18大文字見遣る千本格子かな
千本格子に透けて見える大文字もなかなか趣がありますね。
○37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実
その空間自体が艶やかに感じられます。歌舞伎座ならではですね。
◎47墓参とは手のひらほどの瀬戸の海
高台の墓地から遙かに見える瀬戸の海。てのひらほどがいいですね。墓参の句としてこういう詠み方もあったか!
選句です♪ - 径
2026/09/01 (Tue) 20:50:15
毬さん、ぽけっとさん
いつもお世話になりありがとうございます。
〇05久々の夫の帰郷や大文字
夫さまは長い単身赴任か。一緒に大文字を見ようと帰って来たのでしょう。
故郷の行事はことに懐かしいものです。
〇10つり革の揺るる叡電大文字
叡電のなかから切れ切れに見える大文字の火。京都ならではの場面。
〇20大文字教へてもらふ京ことば
京都人と隣りあった観光客との話が弾んでいる場面が浮かんで楽しい。
◎22水引草の花へ溜め息ほどの風
この静けさにとても惹かれます。
〇29カルストを突つ切る道や銀河濃し
人工の光のない大地。銀河の流れもはっきりと。雄大な光景が広がります。
〇38流しさうめんまづは竹伐るところから
本格的ですね。夏休みの忘れられない記憶になりますね。
〇55菜園の西瓜小さきままに熟る
暑さと水不足で大きくなれなかったんでしょう。
でも自分で育てた大事な西瓜はきっとおいしい。
今月も参加させていただきありがとうございました。
選句です。 - もね
2026/09/01 (Tue) 17:54:12
毬さん、ぽけっとさん、お世話になります(^^)
〇06大文字の端の欠けたる路地桟敷
路地桟敷とはリアル。「端の欠けたる」に近くから見ている臨場感と迫力を感じます。
◎16大文字箱階段をきしませて
箱階段に京都の商家を連想しました。「きしませて」のひらがな表記もよく、これだけで二階へ上がって、大文字を見ていたのが分かりますね!
〇22水引草の花へ溜め息ほどの風
ため息ほどのが巧いですね、水引草の涼しく揺れるさまが見えてきます。
◎28三人を乗せ長茄子の馬である
茄子の馬に三人乗せる発想、これだけで俳人です!松山長茄子ならば十分乗れますね。馬であるという断定に笑いも止まりません。
〇30歳時記の綴じ目のゆるび獺祭忌
獺祭が効いています。綴じ目のゆるびからの展開が素敵でした。
〇32貸ビルの遥か上空なる帰燕
燕の巣作りも大変。貸しビルにお世話になったかのように。上空から別れを言っているようで面白い。
来年も帰ってきますと。
〇37歌舞伎座のロビー艶やか式部の実
歌舞伎座のロビーと高貴な紫色の式部の実がええ塩梅です。
〇49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう
しばらく使っていないボートを取りに。踏まぬようにの措辞が浜昼顔への優しさを感じます。
〇55菜園の西瓜小さきままに熟る
家庭菜園のアルアルですね。小さくてもこんな西瓜が愛おしいのです。
選句です - あい
2026/09/01 (Tue) 17:46:40
いつもお世話になって有難うございます。
並選
4 右払い大きく伸びる大文字
壮大な景色を想像し、いつも見慣れている方だけに解る違いかなとおもいました。
14 くすぶりつつ闇へ溶けゆく大文字
終りに近くなり大文字が消えてゆく時の美しさや儚さが、中七の表現に表されています。
16 大文字箱階段をきしませて
箱階段が軋む音も、京都らしく的確に詠んでおられると思いました。
20 大文字教へてもらふ京ことば
京都の土地の人ならではの、話が判らず、傍の知人にでも尋ねた場面でしょうか。
30 歳時記の綴じ目のゆるび獺祭忌
良く使い込んだ大切な歳時記を想像しました。
特選
25 水入らずなり枝豆の茹で上がる
一族が盆行事ごとで集まった場面を想像しました。一句がまとまって、上五の始まり、茹で枝豆を真ん中に楽しい団欒の光景が見えて これぞ家族!の光景です。季語の 枝豆 がとても良いと思います。
選句です。 - しょう
2026/09/01 (Tue) 14:15:09
毬さん、ぽけっとさん
猛暑の日々、今回もお世話になりありがとうございます。
〇06大文字の端の欠けたる路地桟敷
端っこが見えないとは!東山に近い路地を思いました。
近くより見る「大」の字の迫力も。
〇10つり革の揺るる叡電大文字
仕事帰りでしょうか、吊革につかまりつつ車窓を遠く移り行く大文字。
日々の営みのなかの感慨がふと一句に…
◎18大文字見遣る千本格子かな
いかにも京の町家らしい華奢で洗練された千本格子の中から。
「見遣る」の、うれいとなまめかしさ。花街を彩る佳人なのかもしれません。
◎22水引草の花へ溜め息ほどの風
水引草、ほんの少しの風にも揺れて、
楚々とした繊細な花の様子が伝わってきます。
〇29カルストを突つ切る道や銀河濃し
雄大にして気持ちの良い景が広がります。
満天の星なのですね。
〇49艇庫まで浜昼顔を踏まぬやう
艇庫と浜昼顔と海。青春の1ページが鮮やかに…
「踏まぬやう」、足元の映像の解像度の高さを思います。
○51口中に仁丹の香や敬老日
敬老日と仁丹に直接関係はないけれど、不思議に納得してしまいました。
昔からある丸薬、そして、ともに銀色の感じ?