
選句です!
- 龍吉
2026/11/01 (Sun) 17:34:12
毬さん、ぽけっとさん
いつもお世話になりありがとうございます。
◎09水澄みて切株はまだ若き色
切株の真新しい年輪が思われて水輪も見えず澄んだ景がいい。
◎24月光の帯は川幅しじら織
しじら織の重ねられた色の織物と月光、美しい。
○11迷ひなき筆意の一書水澄めり
動きのある書と澄んだ水の対比を思わせる。
○14水澄みて翁の池の鏡凪
翁だから芭蕉い関係した池なのでしょう。
○28鉢植えの根のはみ出せる秋祭
秋祭の人の動きとはみ出した植木の根が合っています。
○47新豆腐ほのかに青き香のありぬ
「ほのかに青き香」に新豆腐の鮮度を感じます。
選句です。
- 毬
2026/11/01 (Sun) 14:54:05
◎05水澄むや聖水といふひとしづく
清らかな聖水の雫も秋には澄み切ってゆくのでしょう。
聖水といふひとしずく が象徴的なお句ですね。
〇18カルストの土佐のあかうし水澄めり
広々としたカルスト台地に点々と散る赤牛。
澄み切った水の中で堂々と育つのでしょうね。
〇20古沼は森のまなこや水澄めり
古からある沼。ずっと森の眼のように過ごしてきた沼。
澄み切った沼の水に歴史を感じます。
〇23中洲いま金雀の来て姦しき
中州に集まる金雀の大量感が姦しきの表現で目の前に
ザーッと広がって来ました。
〇28鉢植えの根のはみ出せる秋祭
鉢植えをはみ出す根の生命力と秋祭りの力強さが呼応します。
〇42恋といふ化学反応レモン切る
レモンってこういう化学反応を予見させますよね~
〇52一葉に十色を重ね柿紅葉
よく観察されていますね。柿の紅葉も様々な色が重なっているのですね。
選句です。
- しょう
2026/11/01 (Sun) 13:53:31
毬さん、ぽけっとさん、今月も大変お世話になります。
◎05水澄むや聖水といふひとしづく
最も澄み切った存在としての「聖水といふひとしづく」に、納得です。
微細な「ひとしづく」の尊さ、象徴性に詩情があふれます。
〇08賛美歌のボーイソプラノ水澄めり
まさにそれ、の両者の出会い。
透きとおった美しい歌声が心に沁みわたってきます。
〇20古沼は森のまなこや水澄めり
何と妖しくも大胆な比喩!!いにしえよりの湧き水でしょうか。
澄んだ沼の気配に魅入られ、そのまま引きこまれそう。
〇28鉢植えの根のはみ出せる秋祭
はみ出した根の描写は、俳味たっぷり!!
枠に納まりきれない祭りの興奮度が伝わります。
◎47新豆腐ほのかに青き香のありぬ
収穫されたばかりの大豆の香りでしょうか。
「青き香」に気づく繊細な感覚が素敵です。
〇55材木の強く匂へる鵙日和
強く匂うのは、伐られてまだ日が浅いから?
鵙のよく通る鳴き声と晴れわたった秋空。心に残る一句です。
選句です
- 恵子
2026/11/01 (Sun) 02:33:40
毬さん、ぽけっとさん
いつもお世話になりありがとうございます
〇02水澄みてやがて身ぬちも澄みにけり
「やがて」が自分が済んでいく時間の経過を上手く活かしていると思います。
〇06これやこのナルキッソスの水澄めり
「これやこの」使い方と水澄むからナルキッソスへの想像力が素敵です。
〇33四方より甘き風来る大花野
四方よりが、花野の広さを教えてくれます。
〇49的を射る音や黄落しきりなる
黄落が続く中、的中の弓の音が響きます。
◎50農継ぐも継がぬも挙り里祭
農業を継いだ人、遠くに暮らす人もみんなで参加する里祭。挙りが楽しみにしている感を高めます。
無題
- あきら
2026/10/31 (Sat) 22:41:02
毬さん、ポケットさん、いつもお世話になっております。
〇08讃美歌のボーイソプラノ水澄めり
透き通ったボーイソプラノの声と季語がぴった
りです。
◎11迷ひなき筆意の一書水澄めり
季語が効いていて、その筆意に姿勢を正す気持
ちになります。
〇21花野ゆくボールト犬と少年と
ボール、犬、少年、の順が良いです。明るくて
それでいてどこか寂しさのようなものも感じま
した。
〇32笑顔満つお散歩カート秋高し
私も最近、カートを使っての散歩になりました
た。笑顔がすがすがしさを感じさせます。
〇39滅びゆくものに俳句はあるか月
月がある限り、俳句は滅びないと、応えそうで
す。
〇42恋といふ化学反応レモン切る
その化学反応に、レモンの酸性がまたどんな
反応をするのでしょう?
〇43秋うらら亀堂々と街歩く
街中を歩くその姿はまさに秋うららです。俳諧
味もあって好きな句です。
今月も参加させていただきありがとうございました。
秋も深まって朝夕も冷えてきました。皆様どうぞご自愛くださいませ。
選句です♪ - 径
2026/10/31 (Sat) 14:07:42
毬さん、ぽけっとさん
いつもお世話になりありがとうございます。
〇01水澄みて石灯篭の立ち姿
美しく整えられた日本庭園がうかびます。
〇07真新しき三連水車水澄めり
水車が現役で活躍しているとは素晴らしい。
零れる水の輝きも美しい。
〇18カルストの土佐のあかうし水澄めり
澄みきった水を飲む赤牛の舌の動きが見えるようです。
〇29注連縄の磐を六周新松子
巨大な磐が御神体ですね。周囲の松も生き生きと。
〇31二上りの音合ふ午後や秋の声
音楽に疎いけれどとても気持のよいお稽古風景がみえてきます。
◎50農継ぐも継がぬも挙り里祭
この祭には必ず駆けつける里人。心のよりどころとなっているのでしょう。
選句です - あい
2026/10/31 (Sat) 13:11:13
いつもお世話になり、有難うございます。
選句です。
並選
9 水澄むや切り株はまだ若き色
フレーズの光景が新鮮で、木の切り株の匂いがつん!と届く ようです。
18 カルストの土佐のあかうし水澄めり
目の届く限りの草原地帯で、静かに草を食むあかうしの群れが、季語に響き合って気持ちの良い一句です。
20 古沼は森のまなこや水澄めり
色彩が美しく、比喩が効果的です。 水の色が神秘的に澄んでいるのも頷けます。
36 箸置きはなすびの形むかご飯
食卓に並ぶ光景を切り取って、季節感溢れる一句です、
特選
55 材木の強く匂へる鵙日和
聴覚や視覚が刺激され、自分が現場に居るような感覚になりました。大きな季語がゆったりと使われていると思います。
選句です。 - 瀬戸 薫
2026/10/31 (Sat) 11:41:21
毬さん、ぽけっとさん、いつもお世話になり有難うございます。
選句です。
〇08讃美歌のボーイソプラノ水澄めり
ウイーン少年合唱団を思いました。水が澄むような天使の歌声かと。ただボーイソプラノは声変わりまでのほんの数年しか歌えない。儚いものですね。
◎11迷ひなき筆意の一書水澄めり
「筆意」という言葉に力を感じます。力の籠った書なのでしょう。「迷ひなき」が良いですね。
〇15湖の大き鏡の水澄めり
水が澄むのは、川、河、池、海のどれでもなく「湖」だという句です。「大き鏡」に似つかわしいのはやはり「湖」です。
◎26山頂へ一歩一歩や紅葉晴
「一歩一歩」の表現により、紅葉の色が少しずつ濃ゆくなっているような気がしました。
〇37秋澄むや墨の香踊る納経帳
「墨の香」が香るでもなく広がるでもなく、「踊る」であることがこの句の眼目ですね。
〇49的を射る音や黄落しきりなる
落葉が降りしきる中、弓矢が的を射る音以外には何も聞こえない。ただただ静寂の広がりを感じる句です。
選句です♪ - ぽけっと
2026/10/31 (Sat) 10:00:44
○02水澄みてやがて身ぬちも澄みにけり
澄んだ水面を見ていると心までも澄んで来るような。季語ならではの感慨です。
○04水澄むや影どつしりと河口堰
海水の溯上を遮断する河口堰の存在感が季語を活かしています。
○08賛美歌のボーイソプラノ水澄めり
澄んだ歌声と季語がぴったり。讃美歌だからなお美しい。
◎19水澄むや地球転げてしづかなる
地球転げての表現が面白い。回る地球ともとれるし、あらゆる事に乱れた地球ともとれる。
やがては静かな地球に戻ることを季語に託して。
◎21花野ゆくボールと犬と少年と
語順が巧み。転がるボール、それを追う犬、犬を追う少年が見えてきます。花野がいいですね。
○42恋といふ化学反応レモン切る
なるほど恋とは化学反応なのか。果たして・・?レモンの酸っぱさから察せられますね。
○43秋うらら亀堂々と街歩く
面白い景を切り取られています。堂々という捉え方も大らかで秋うららの気分。
○50農継ぐも継がぬも挙り里祭
この日ばかりは故郷へ帰り祭りを盛り上げる。こうしてずっと里祭りを継承してほしいですね。
○52一葉に十色を重ね柿紅葉
柿落葉を丁寧に観察した一句。
十色を重ねの表現が具体的で、そして詩的です。
選句です。 - もね
2026/10/29 (Thu) 15:08:10
毬さん、ぽけっとさん、お世話になります(^^)
◎06これやこのナルキッソスの水澄めり
類想のない独創的な句ですね!和歌のような出だしからギリシャ神話のナルキッソスへと世界が広がります。
この悲話と季語の美しさが何とも切なく沁みてきました。
〇08賛美歌のボーイソプラノ水澄めり
少年合唱団の天使の歌声の透明感が水澄むイメージにピッタリです。
〇19水澄むや地球転げてしづかなる
スケールが大きい。じっと秋の水面を見つめているうちに一気に宇宙空間へ。
青い水の地球の自転を転げると見立てている愉快さ。宇宙からすれば小っぽけな地球の転げなんて、静かなものなんだなあ。
〇22石榴割れ空の青さの恐ろしき
柘榴の赤と秋空の青の対比が鮮やか。美しさが極まるが故の「恐ろしき」にドキッと。
〇40迷彩の踏み込んでゆく真葛原
迷彩だけの言葉の強さで、迷彩服の自衛隊の演習を連想。真葛原を踏み込んでゆくリアルな緊迫感があります。
◎45白樺の幹の手触り秋の風
まずは調べが美しい!白樺を見て幹に手を触れるとひんやり秋の風が。なんと素直で詩情あふれる句なんだ。白樺の固い手触りと白い幹。そして秋の風の白風とも響きあっています。
〇50農継ぐも継がぬも挙り里祭
「挙り」の一語で見事に調和。「里」も巧い!農を継ぐ人も継がぬ人も里祭のこの日ばかりは故郷へ。
わが愛媛の歌手秋山雅史がまさにそうですね。