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『夏近し・夏隣』清記です。

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2024/04/26 (Fri) 11:00:34

桜の花が散ってしまい、松山は躑躅が満開を迎え
初夏の気配満載です。
まさに「夏近し」ですね♪

皆様の地方は如何でしょうか。

天気予報によると、今年の夏は去年より暑くなるとか。
勘弁してよ~~って叫びたくなる私です。

盛夏を迎える前のほんのひと時の爽やかな夏近しですね。

今月は13名の方々にご参加頂きました。
お忙しい中をありがとうございます。

では、選句選評をよろしくお願い致します。

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選句締切 5月3日金曜日

◎特選〇並選・入選 で何句でも選句OK!

各自掲示板に書き込んで下さいね♪

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皆様の選句選評がそろい次第、ぽけっとさんが披講致します。

なお間違い等ありましたら、毬までご連絡下さい。
では、清記です。


兼題『夏近し』    出題者 しょうさん♪

01みづうみは白馬を映し夏近し     

02洞窟に風吹き抜けて夏近し    

03夏近し来て鳴く鳥の名を知らず     

04伸びゆきし飛行機雲や夏隣      

05水飲み場の蛇口上向き夏隣      

06夏近し風を捉へし鳶一羽        

07潮騒に逢ひたくなりぬ夏隣     

08夏隣襟足へ風吹かせゆく      

09耳聡くなりゆくしっぽ夏近し      

10夏近き浜に蛸壺百並べ      

11ごうごうとダムの吐く水夏近し     

12パソコンの蚊の寄り来るや夏隣     

13ボス猫の威風堂々夏近し        

14星々に大樹ささやく夏隣      

15夏隣金魚を買ひにめだか買ふ      

16山肌の蒼き潤みや夏近し     

17稜線の硬くなりゆく夏隣        

18開け放つ艇庫の扉夏近し      

19プルトップ缶ぐぐいつと夏近し     

20夏近しブルーベリーの羽音かな     

21掌に馴染む欅の椀や夏近し     

22夏隣宝箱からビー玉が       

23夏近し潮の香町へ届きたる     

【雑詠】

24龍天に登る巨石は海を守る     

25おんおんと声あるごとく夜の新樹      

26松葉杖少し滑らす黄砂かな     

27花筏いつしか花の橋となる      

28飛ばされし帽子の行方れんげ草     

29自転車の一列縦隊風光る      

30夏を待つレベル15の辛き菓子      

31仄かにみどり追憶の利休梅      

32ひたすらに長き廊下や燕の巣     

33新緑の枝の間に間に光り差す    

34剪定や齢哀しき肩と腰       

35ひと粒づつ春光まとふ五色豆      

36時計技師の質朴一途エリカ咲く     

37春昼を大きい順に並ぶ亀      

38春夕焼照らす縄文巨石群     

39万緑を歩む隊列労働歌       

40杖の跡くつきり残す黄砂かな     

41クルトンのぷかぷかゆらり目借時     

42再会の手を握り合ふ初桜      

43譜に踊る母の筆跡花は葉に      

44月一度連休の店花は葉に      
 
45初夏のホースに満ちる水の張り     

46九年母の花や入江の三十戸       

47牡蠣筏の下や穴子の楽園ぞ      

48つちふるや大河を隔てあに妹    

49上敷きの縁につまずく目借時     

50麻酔より覚む雨の日の花ミモザ     

51停泊の巨き艦艇かぎろへる      

52河馬浮き出て春の光をあふれさす    

53鰈干すカリブのやうな青空に    

54昼飯の男らに降る桜蕊       

55つちふるや馬頭琴弾く留学生    

56春宵のグラスの中の氷河かな     

57指太きパン職人や麦青む        

58しゃぼん玉その後に来る笑ひ声     

59磯遊びへと集合のホイッスル      

60朧の夜巨船ずしりと接岸す     

61葉桜の風のみどりを匂ひけり     

62たうめいな雫たたへて薔薇開く       

63蛇苺涙あふるるガザの子ら      

64海棠の紅色淡く開ききる       

65春宵や手品のごとく拭くグラス     



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